【おパリ3日目最終日】Paris , Au revoir et À bientôt!!
楽しい時間が過ぎるのはあっという間です。
さっき、おパリに到着した気分なのに。
友人たちがオペラ座の「ロワシーバス」の乗り場までお見送りに来てくれました。
「この瞬間が来たら泣いちゃいそうだなー。」と思っていたら、
年甲斐もなくホントに泣いてしまったのです。
「ニッポンに帰りたくない!」と。
<おパリにて、誕生日を迎える>
実は、わたし。最終日が誕生日だったんです。
でも、友人たちにはわざわざ言っていなくて。
ちょっと嫌だったんですよね、「きょう、わたし誕生日やねん!」と言うのが。
考えすぎかもしれないんですが、アピールっぽくなるというか。
友人たちから「誕生日おめでとう!」って言ってもらうのは、ホントに嬉しいんです。
(ひねくれものではないですよ!笑)
なんというか。誕生日でも、そうでない日でも、いつものように私は過ごしたい!
ただ、これだけ。
日常と変わらない生活をしていて、「あ。今日は誕生日だった!」って思えたらな…という感じ。
うまく言えないのですが、「暮らすように誕生日を過ごす!」と言いましょうか…笑
(もしかすると気づかぬうちに周りに気を使っているのかなあ…笑)
≪びっくりサプライズ≫
それで、友人たちは今日が私の誕生日なんで知らないはず!
最後、「バイバーーイ」と言うときに、
「きょう、実は誕生日やって。みんなのおかげて楽しく過ごせたよ~!ありがとう!」と言おうと思っていました。
すると、「bon anniversaire!!」と言いながら、プレゼントをくれたのです!!
ホントにホントにびっくりした~ そして、さらに号泣!
新たな年齢のスタートは泣き顔でした!笑
異国の地、しかも大好きなおフランス、おパリにて誕生日を迎えられたのが、私にとって最大のプレゼント。
誕生日におパリにいられるだけで、おパリの空気を吸えるだけで、私は最高に嬉しいのです。
なのに、友人たちからもお祝いしてもらえる。
最高の幸せをかみしめて。シャルルドゴール空港に向かいます。
出国のスタンプの日付は、もちろん「私の誕生日」。
記憶にも記録にも残る誕生日となりました。みんなありがとう!merci!!
<時間に限りがあります>
出国審査も済ませて、あとは飛行機に乗るだけ。
ホントはもっとゆっくりおパリに居たかったし、寂しい、帰りたくない。
だけど、それと同じくらい、この旅に満足している自分もいました。
友人から「またおパリに来るときは、お茶しよう!」と言われたのが、
「また、あしたね~」のように聞こえました。
遠いようで近いおパリ。
飛行機乗って、寝ちゃえばすぐに着くし!なんて笑
≪おパリを惜しむ≫
特に買い物をしたかったわけではないのですが、ショッピングゾーンをうろうろ。
回転寿司屋さんがありました。
しかも、なかなかの繁盛っぷり!
ニッポンジンでない方が、一生懸命お寿司を握っている姿が、なんだか嬉しかったです。
手つきが慣れない感したけれど、それもご愛敬!SUSHIのワールドワイドさを確認。
パリ装飾芸術美術館の『Dior大回顧展』 には行けなかったけれど、Diorのお店も目に焼き付けて。
同じ時期のニッポンのショウウィンドウと少し違ったような…
おパリヴァージョンなのかな。
<帰りはJALにて>
今回の航空券は、Expediaで取りました。
行きは「Finnair」、帰りは「JAL」とワンワールド系、この組み合わせが最安値のプランでした。
≪ツルマルのおもてなし≫
わたしのイメージに「海外旅行にJALで行くと高い!お金持ちのおじさま、おばさまのステータス」と言うイメージがありまして…
なので、今まで海外旅行にJALを使ったことは一度もありませんでした。
現地でのお小遣いにまわしたくて、最安値のチケットをいつも探すと、外資系の航空会社の方が安いことが多かったから。
今回おパリからJAL便を使ってみて、JALの「おもてなしの心」が高すぎることを感じました。
飛行機に搭乗すると、会話はすべて日本語だし、もうニッポンに帰ってきた気分。
わたしの席は、おばさまたちの団体客の近くでにぎやか。
おばさまたちの、モーレツな要求にも、にこやかにしなやかに受け答えするCAさま。
細やかな気配り。
会話の入りが「申し訳ございません」や「恐れ入ります」など、自分を一瞬下げる枕詞が使われていて、「あ~ニッポン文化だな~」と感じました。
外資系航空会社のサービスを批判するわけではありません。
航空会社のサービスでお国柄まで垣間見えたのが興味深かったです。
わたしは、「海外旅行するなら、外資系の航空会社派!」
だって、ニッポン語ではない機内アナウンスに、外国人のCAさまがおられて、飛行機に乗った瞬間から、海外にいる気分になるから。
≪機内での記憶をたどる≫
パリ・シャルルドゴール空港発が22時頃で、成田着が16:30頃。
だいたい12時間のフライト。
映画のラインナップも豊富でした、おJALさま!!
映画館に見に行きそびれたエマワトソン主演で実写版化された「美女と野獣」もありました。
が!わたしはDVDもサントラも買って大好きな「La La Land 」にしました。
歌も歌えるし、サントラを聞けば、どの場面かわかるレベル!
なのに、「La La Land」をチョイス!笑
わたし、ミュージカル調の映画が好きなのです。
「La La Land」を見ていると、最初の食事をいただきました。
これを見たのは覚えています。写真も撮りました。
でも、食べた記憶があまりないのです…
それで気づいたら、2回目の食事をいただいておりました。
2回目の食事をいただくということは、着陸が近づいているということです…
あれ!?わたし、そんなに寝てたの??
まったく意識も記憶もなく、熟睡しておったようです。
≪「わたしのパリ症候群」たるもの≫
このワープ、いや、どこでもドアのような現象。おパリの帰りの便でよくかかります。
「わたしのパリ症候群」とします。笑
以前airfranceでおパリから、ニッポンに帰った時、
最初の食事にカレーを選んだのは思えていて。
カレーも少し辛めでおいしい~サラダがおいしそう~と思っていたら、
パンとヨーグルトの朝食っぽい食事に代わっていたことがありました。
わたしのカレーどこ?カミカクシ!?
わたしの食事のお世話をしてくださったCAさまに感謝です。
全力でおパリを駆け抜けたニッポンジン女子、帰りの飛行機で熟睡です。
たしか、気流の関係で帰りのほうが行きより時間がかかるんだったと思うのですが、
そんなこと関係なく、寝ておりました。
無事にニッポンに帰ってきまして。
空港に降りた瞬間、もわっとした湿度のある感じ。ニッポンです。
さて、あすからは、仕事、仕事、しごと…
おパリでリフレッシュしてエネチャージもしてきたんだから、頑張れる!乗り切れる!!
Paris, À bientôt!!
おパリマジックを求めて、またね!
merci
marie
【おパリ3日目最終日】ノスタルジックに酔いしれて
弾丸旅もあっという間の最終日です。
きょうのメインはパリ装飾芸術美術館で行われている『Diorの大回顧展』に見学に行くこと。
せっかく会期中におパリにいるんだから、行っとかなくっちゃ!!
<オペラ座界隈は観光の味方>
朝一にスーツケースを預かってもらうべく、旅ステーションへ
帰りは、夕方オペラ座発の「ロワシーバス」でシャルルドゴール空港まで向かうので、それまで大きな荷物を預かってもらいました。
スタッフの方も日本人の方なので安心です。
オペラ座界隈は観光客にとって大変便利なエリア。
大きなデパート(ギャラリーラファイエットやプランタン)もあるし、空港まで直通バスの「ロワシーバス」の乗降場所もあります。
かの有名なオペラガルニエ宮もあります。
シャルルドゴール空港からロワシーバスに乗って、バスを降りたら、「ザ・おパリ」の景色が広がっている。
なので、わたしのおパリ旅の始まりと終わりはオペラ座界隈がお決まりとなっています。
<煌びやかな広場>
お友達とは美術館前で集合。時間があるので、それまでおパリ散策。
ずーーっと行ってみたかった豪華な広場「ヴァンドーム広場」へ。
この広場は「ブシュロン」「モーブッサン」「ヴァン・クリーフ&アーペル」「ショーメ」「Dior」「CHANEL」など、老舗高級宝飾店が軒を連ねています。
≪ショパン、終の棲家≫
現在「ショーメ」になっているところは、かつてショパンが最後の家として住んでいたところ。
大好きなショパンの足跡を辿りたかったのです。
ショパンはここで亡くなります。
窓からショパンのワルツが聞こえてきそうな気がしました。
ショパンはここに越してくるまでに、パリじゅうを転々とします。
終の棲家に、この景色が見えるところを選んだことに納得しました。
この広場は、ヘミングウェイが泊まった部屋(現在の13番地司法省)やココシャネルの常宿だった「リッツ・パリ」など、多くの有名人を虜にしています。
この広場に立っているだけで、豪華な雰囲気を味わえます。
<やはりDiorさま>
待ち合わせのパリ装飾芸術美術館に行くとすでに人だかりが…。
開館時間には着くように行ったのですが、すでに待ち時間2時間ほどの様子。
どうやら、チケットを買うだけでも行列しているようでした。
おパリに来たし、Dior 70周年だし、見たい!と思ったけれど、おパリ滞在最終日で時間を有効に使いたかったので、しぶしぶ美術館は諦めました。涙
ここでもまた、Diorがパリ市民、フランス国民、世界中から愛されていることを実感しました。
<ノスタルジックとアメリ>
気を取り直して、モンマルトルに向かうことにしました。
おパリ在住のお友達もいて、心強い。
一人では気の引けるエリア、治安的にも絶対行かないエリアだわ。
(連れて行ってくれて、ありがとう!)
≪白く輝く教会≫
モンマルトルの丘にそびえたつ、白亜の聖堂、サクレ・クレール聖堂(Basilique du Sacre Coeur)。
映画「アメリ」で見た風景。
ドーム型がインドのタージマハルを思わせる異国情緒溢れるたたずまい。
教会に行く坂道の中腹の広場で、遠くに広がるパリの街並みを見ました。
この日は曇り空。鋼のようなどんより曇り空です。
きょうもoranginaとともに散歩。おパリの街にoranginaが似合います。笑
サクレ・クール聖堂の中に入って見学しなかったのですが、白亜のドームに登ることもできるようです。
ドームから景色はまた格別だろうな。出来たら、きょうは違う晴れの日に見たい!
≪画家の集まる街≫
このモンマルトルのエリア、おパリだけどおパリっぽくない。
テルトル広場の周辺では、おみやげ用の絵売りや、似顔絵かきさんがいたり、路上で誰かが歌っていたり、路上パフォーマンスをしていたり。
芸術家の街の香りがします。
調べてみると、19世紀末から20世紀初めにかけて、パリ中心街に比べて家賃が安いモンマルトルに多の芸術家たちが移り住んできたそう。
ルノワール、ロートレック、ピカソ、ゴッホ、モディリアニなど、多くの画家たちがモンマルトルを愛し、その風景を描いたらしい。
石畳の階段もあって、懐かしさのある路地裏、異国情緒ただよう雰囲気が、「いまもむかしも、芸術家を虜にしているのかもしれない」と思いました。
わたしも絵がうまくかけたら、スケッチブックを持って絵描きさんたちに交じって、スケッチしたいな。
弾丸3日の旅で、余すところなくおパリの街をまるかじり出来ました。
この後、ゆっくりとおパリ在住のお友達とおしゃべりをして、シャルルドゴール空港に向かいます。
merci
marie
【おパリ2日目】黄昏に染まる街
夕暮れ時を狙って「凱旋門」に登りました。
世界で最も知られている「エトワールの凱旋門」。
メトロ2番線「Charies de Gaulle Etoile」で降車。
凱旋門の見学口までは、地下通路を通っていくので、メトロを降りてからは、看板の指示通り進みます。
<狭し。螺旋階段>
ここでも活躍の「ミュージアムパスポート」
夕暮れ時は人気なようで、チケット売り場がとても混雑していました。
入場口に並び、例のごとくセキュリティーチェック。
エレベータもありますが、ご高齢の方や車いすの方専用ですので、わたしは歩いて登ります!
本日2回目の螺旋階段!!284段!!
登り始めたら勢いで頂上を目指します。(途中で休憩スペースもありました。)
<火点し頃にて>
凱旋門の屋上に到着すると、
螺旋階段で目が回ったこと、膝が笑っていること…
なんてものはすべて吹き飛んでしまう、壮大な眺め。
夜の帳が下りて、パリの街に明かりがともり始めるころ。
シャンゼリゼ通りの道幅の広さ、凱旋門を中心に道路が放射線状に伸びていることが、くっきりと夜景に浮かび上がります。
時がたつのを忘れて、夕暮れとともに移ろいゆくパリの街を眺めていました。
遠くには、ライトアップされたエッフェル塔も見えます。
≪物思いにふける≫
おセンチなことを言う訳ではないのですが…
「私の悩みなんで、ちっぽけ!!」おパリの街に励まされたように思います。
わたしもアラサーでして…。
「これから先の自分の人生はどうするの?」
「仕事もこのままでいいのだろうか?」と、お年頃なお悩みがありまして。
でも、今回は無性におパリに行きたくなって、気づいたら航空券買っていて、飛んできた弾丸旅。
滞在時間はわずかだったけれども、おパリの街や旅で出会った人々がわたしの小さな悩みを吹き飛ばしてくれたように思います。
ありがとう。
一度きりのわたしの人生、悔いのないように生きる。
paris, je t'aime!!
≪パリより愛を込めて ≫
螺旋階段を下りると、「無名戦士たちの墓」に炎がともって花束が供えられていました。
第一次世界大戦中に倒れた身元不明の戦死者の一人が150万人を超える戦死した兵士の代表として凱旋門直下に葬られました。
それ以降、凱旋門は祖国フランスのために命をささげたすべての人々の共通の記念碑となり、様々なセレモニーが行われているそうです。
外国人のわたしがフランスに観光に来られるのは、平和の世だから。
昨今、世界を騒がせる物騒な事件が頻発しています、
「どうか世界中から争いごとがなくなり、愛と平和と笑顔で包まれますように」と、祈りをささげて。
どっしりと威厳たっぷりに構える門の麓は、平和を強く願う場所でもありました。
おパリの街を2日間、駆け抜けてきました。
本日も2万歩以上歩いており、螺旋階段も2往復しました。
が、筋肉痛も感じておりません!おパリマジックにかかっています。
あしたは、ラストデー…とうとう来てしまった。
おパリを経つ瞬間まで、パリの空気を吸って吸って、
ジップロックに詰めて帰ります!!笑
merci
marie
【おパリ2日目】光と色のシンフォニー
ノートルダム大聖堂に別れを告げて、サント・シャペル(Ste-Chapelle)に向かいます。
途中、見上げるとフランス国旗と青空がマッチしていたので、撮ってみました。
あとから地図で確認すると「警視庁」の建物のようです。
パリの街と市民の安全を守っている警察官の皆さまに敬意を表して。
<ドーム型につつまれて>
おパリ観光の必需品となってきました「ミュージアムパスポート」で入場します。
パスを見せたあとは、例のごとくセキュリティーチェック。
≪サント・シャペルの歴史を≫
サント・シャペルはパリ最古のステンドグラスの教会。
さかのぼることルイ9世の時代。コンスタンティノープルの皇帝から買い求めたキリストの聖遺物、茨の冠や十字架の木片などを納めるために作られた礼拝堂。
完成は1248年。ゴシック様式の極致と評される。派手な彩色は19世紀に施された。
≪眩い鳥かご≫
入り口を入ると、ドーム型の天井の下にマリア様が優しくおられます。
「あれ?有名な一面のステンドグラスの部屋はどこ?間違えたのかな?」
と、思うと、奥に螺旋階段がありまして、
そちらを登ると…
圧巻の光景が広がります。
光の強さによって、ステンドグラスの見え方が変わって、
「幻想的」この言葉しか出ないのと、あんぐり口を開いて360度眺めては、時を忘れて立ち尽くしていました。
ぐるぐると狭い螺旋階段を登って、すぐに目に飛び込んでくる幻想的な風景。
到着した9割がたの方は、息を切らしながら「Oh,My God!!」と漏らしていました。
わたしも心の中で「Me Too」と答えておきました。
≪聖書を読み解く≫
天井は鳥かごのような構造で、ステンドグラスの周りの壁は最小限に抑えられており、
まばゆいばかりに、壁がステンドグラスで埋め尽くされています。
15の窓のステンドグラスには1113景もの聖書の場面が描かれており、正面に向かって左は、創世記のアダムとイヴの物語が描かれています。
ステンドグラスは細かく描かれているので、双眼鏡があると見やすいかもしれません。
わたしの訪れたときは、秋晴れでサングラスが必要なくらい日差しのある日でした。
秋の強い日差しに照らされたステンドグラスは、言葉にできないほどの美しさ。
ベストコンディションで見られたことに感謝です。
そー言えば、読みかけのユゴー著の「ノートルダム・ド・パリ(ノートルダムの鐘)」では、「サント・シャペルのステンドグラスが破壊され、修復するにも費用が掛かり、荒廃している」という描写がありました。
修理が一筋縄でいかないのも、これを見ると納得でした。
<お城のような牢獄>
サント・シャペルの光の調べを目に焼き付け、
「シャンジュ(Pont au Change =両替)橋」を渡り、セーヌ川沿いを散歩します。
≪時代に翻弄されたお嬢様≫
お城の様な建物は、「コンシェルジュリー」かつての牢獄。
フランス革命を思い出させる貴重な場所。
1793年1月から1794年7月までの間に2600名もの貴族や革命家たちがここで最期の日々を過ごし、断頭台へと引かれていった…
この中には、1793年10月16日に断頭台の露として消えていった、マリー・アントワネットもいます。
こちらでは、マリー・アントワネットが処刑前の2か月半を過ごした独房が再現されており、見学できるようです。
例の「ミュージアムパスポート」も使えるようです。
(今回はパスしました。ちょっとそんな気分でなかったし…笑)
でも、シャンジュ(Pont au Change橋から、見る景色は、絵になるものでした。
遠くにエッフェル塔も見えて。おパリです。
≪現役のおパリ最古の時計≫
シャンジュ(Pont au Change)橋を渡る前に、おしゃれで手の込んだ歴史の感じる時計がありまして。
帰ってきてから調べてみると、「屋外に取り付けられたものとしてパリ最古の公共の時計」だそうです。
時間もぴったり合っていたし、現役です。
ざっと計算して、500年?600年??ほど使われているのかな?
古い物を大切に使う、おパリの精神を感じます。
心地よい陽気に誘われて、きょうもセーヌ川散歩です。
merci
marie
ご愛読、ありがとうございます🙋
こんにちは。marieです。
いつも私のブログにお越しくださりありがとうございます。
こちらのブログ、開設して3週間足らずなのですが、
訪問者が100名を突破いたしました!!
(3週間足らずで100名突破できると思っていませんでした!嬉)
自分の旅行記を自分の感じたことを徒然なるままに書いているものを、
多くの方に読んでいただけて大変嬉しく思います。
ありがとうございます。
カスタマイズもまだまだ途中でありますが、
少しづつアレンジしていきたいと持っています。
引き続き、ご愛読のほどよろしくお願いいたします。
merci
marie
【おパリ2日目】昼下がりの祈り
オランジュリー美術館から出てくると、心地よい秋晴れ。
午前中のどんよりした天気ではなく、太陽が顔を出しています。
<橋から眺めるおパリ>
予定変更して、きょうもノートルダム大聖堂に行こう!
ホントは昨日、ノートルダム大聖堂の塔に登りたかったのですが、到着時間が遅かったため叶わず。なので、再トライです。
2日連続でノートルダム大聖堂へ行くというのは、大聖堂から見えない何かで引き付けられてる感じがします。
≪バスから車窓を楽しみたい≫
今日は昨日とは違うコースで、バスに乗ってノートルダム大聖堂へ行こうと思い、レオポール・セダール・サンゴール橋を渡るルートで。
レオポール・セダール・サンゴール橋 に出ると、セーヌ川が太陽に照らされてキラキラ光っていました。
遊覧船が通ったり、穏やかな午後です。
橋を渡っているときの風景がとってもきれいで、立ち止まらずにはいられませんでした。
向かいに見えるのはオルセー美術館です。
外観もお美しい。遊覧船とセーヌ川とマッチしています。
今度おパリに来たときは、遊覧船に乗りたい!
セーヌ川から見るおパリの街も趣があるはず!季節は初夏ぐらいがいい気がするし、時間はお昼間もいいけれど、夕暮れもいいかも!
街中に明かりがともって、昼間とは違う大人の顔をしたおパリがみられるかもしれない!!と、次の構想を練って。
≪バスを諦めてRERに乗る≫
バス停は確かにあったのですが、どうやら勘違いしていたようでして。
バスの地図にあった「Notre」をてっきり=大聖堂とわたしは思っていて。
目的地であろうバス停をgooglemapで確かめても、「ノートルダム大聖堂」とは程遠い場所を示していました。
バスで行くのはあきらめて、RERに乗ることにしました。
このRER、乗り場の看板も出ておらず、「なんとなくRERの乗り場っぽい」という怪しい階段があったので恐る恐る降りてみました。
結果は、「正解🙌」でしたが…
ホームも薄暗くって、人もいなくって、奇妙と不安しかありませんでした。
ガッと肩をたたかれて、大柄の男の人に声をかけられたらどうしよう(びくびく)
RER C線を使って「Musee d’Orsey」から「St Michel Notre Dame」までは1駅でしたが、
電車は地下を通っていたのか車窓もなく薄暗く人気のない車両にひとり。という奇妙な雰囲気の車内。
何もなく、無事にノートルダム大聖堂につきましたが、たった1駅がとても長く感じました。
これがRERの初体験でした。旅は己を大きくさせる!そう捉えて。
≪橋のたもとの銅像≫
橋の南詰に銅像がありまして、調べてみるとアメリカ合衆国3代大統領トーマスジェファーソン像でした。
「フランスにアメリカ大統領の銅像?」
と思ったのですが、駐仏米国大使としてフランス革命時に貢献した功績に拠るとのことです。
天に向かって姿勢よく、凛々しいいで立ちだったので、どういう人物とは知らず写真を撮ってしまいました。
「功績をたたえて銅像が建てられた」と知ると心が温かくなりました。
「そー言えば。アメリカの独立100周年を記念して自由の女神像を送ったのは、フランスだったよなあ」と、両国の関係性をもっと知りたくなりました。
<本日もノートルダム大聖堂へ>
「ノートルダム大聖堂」は変わらず威厳たっぷりなたたずまい。
今日こそ塔に登りたかったのですが、事前予約が必要とのことで断念。
大聖堂内を見学しました。
ミサは行われていなかったので、ゆっくり見学。
ローソクの光と祭壇に差し込むステンドグラスの光が神秘的です。
わたしはよく旅先の教会で旅の安全を祈るのですが、今回も「無事に旅ができますように。アーメン。」とお祈りしました。
教会の椅子に座っていると不思議と落ち着くんです。
心を穏やかにするといいますか。自分と向き合えるひと時と言いますか。
せわしない旅の途中で、ほっと一息つける時間でもあります。
この日はお天気が良かったので、ステンドグラスから差し込む日差しが幻想的な雰囲気を作り出していました。
大聖堂で神秘的な雰囲気に触れたあとは、
同じシテ島にあるサント・シャペル(Sainte chapelle)に向かいます。
歩いてすぐの距離です。
穏やかな昼下がりの日差しを浴びて。
merci
marie
【おパリ2日目】モネ『睡蓮』につつまれて
チュイルリー公園(Jardin des Tuileries)から、オランジュリー美術館(Musee de l'Orangerie)までは徒歩5分ほど。
<チュイルリー公園を抜けると…>
公園内には、花壇や池、噴水、ベンチもあってくつろぐ人、散歩する人。
各々思いのままに過ごしています。
この公園内に「Paul」のパン屋さんがあったので、テイクアウトして、公園のベンチで食べるのもいいかもしれません。
わたしが訪れたときは、曇り空で風もあって、少し寒かったです…
<お待ちかねの、 Musee de l'Orangerie>
今回も、「ミュージアムパス」を使って入場します。
オランジュリー美術館は、ルーヴル美術館やオルセー美術館のように大きな大きな美術館ではなく、小ぢんまりとした美術館です。
団体ツアー客もおらず、騒がしくありませんでした。
ほんとに心からモネを愛する人しか来ていない感じがしました。
こちらの、オランジュリー美術館。オランジュリーという名前からの通り、オレンジに関係ありまして。
むかし、この建物はオレンジの温室として使われていたそう。
その名残からオレンジの美術館、「オランジュリー美術館」となったそうです。
≪お目当ての「モネの睡蓮の部屋」へ。≫
壁一面にモネの睡蓮がぐるりと360度飾られています。そのタイプのお部屋が2つも!
大きく分けて4つの場面の絵画があります。
ひとつひとつ移り行く時間をとらえており、同じ場面はありませんでした。
朝方の睡蓮、お昼間の睡蓮、夕暮れの睡蓮、日没後のかすかな光で見える睡蓮。
展示室は自然光が入るように設計されており、その日の日差しの加減で、絵画の見え方が変わるそうです。
「ジヴェルニーのモネの庭にタイムスリップした感覚」
とても贅沢な時間で、耳をすませば柳の枝を揺らす風の音が聞こえてきそうです。
ベンチに座って眺めたり、角度をかえって眺めたり。
見方を変えれば、また表情が変わって新たな発見があります。
「何も考えずただ絵を眺める」
時間を忘れて、心を空っぽにして「睡蓮」と向き合える。
貴重な空間です。
≪ルノワールの優しい温かみ≫
階を変えて、ルノワールの絵画もたくさん展示されていました。
ルノワールの柔らかく、のびやかで温かみのある優しいタッチが優しい気分にさせてくれます。
「ピアノをどんな気持ちで弾いているのかな?」
「何の曲を弾いているのだろう?彼女はピアノ好きなのかな?」
「彼女の視線の先には何が見えるのだろう」
と、思いを絵画に重ねながら見ていました。
<オランジュリー定食>
集中して鑑賞していたので、お腹がすきました。
美術館内のカフェへ。
サラダとしぼりたてオレンジジュース(氷なし)
このサラダは見た目以上にボリューミーでなかなかお腹いっぱいになります。
そして、オレンジジュース!!しぼりたて×氷なしなので果汁100%です!!!🙋
しぼりたてオレンジのツブツブ触感と少々の酸味。もうこれは、オレンジジュース好きには、たまらないっ!!!
<カナダ人マダムとの出会い>
わたし、すごくニヤニヤして食べていたようで。
カウンターの隣に座っていたカナダ人マダムから「おいしい??それ?」と話しかけられました。
こちらのマダム、また面白いお方でして。以下続きます。
わたし:「はい!とってもおいしいです。オレンジジュースが最高!!🙋」
カナダ人マダム:「そうそれはよかった。どこから来たの?」
わたし:「ニッポンから来ました!」
カナダ人マダム「あら!ニッポン!!私行ったことあるわよ。トーキョー、キョート、ナラ、オオサカ、ヒロシマ。
どこも素敵だったわ~日本人はみんな親切で、バスの乗り方を聞いた時に丁寧に教えてくれて、嬉しかったわ~」
わたし:「ありがとうございます。あ、マダム、マダムはどこのご出身ですが?」
カナダ人マダム:「わたしは、カナダのケベックから来たのよ!フランス語も英語もどちらも使うのよ。この旅は、先週1週間はロンドンにいて、今週1週間はパリを旅するの。バカンスね!あなたは?」
わたし:「わたしは、3日のショートトリップです。あ、フランス語を大学時代に勉強していて、忘れちゃったけど、少しなら。」
カナダ人マダム:「あら!では、フランス語で話しましょ!フランス語の先制してあげる!」
と、サービス精神旺盛でおしゃべりの弾むマダム。
話は変わって。
カナダ人マダム:「わたしね、きのうヴェルサイユ宮殿に行ってきたの。この動画見て頂戴!噴水ショーを撮ったのよ!」
(マダム、自慢のiPadを操作するが、全然違うところを押してしまってなかなか進まない…笑)
わたし:「あ!わたしは昨日の朝にヴェルサイユ宮殿に行きました!出会ってたのかな~でも噴水は見れなかった~」
(すると、マダムの動画熱アップ!!あれもこれもと、たくさんも動画を見せてくださいました。)
カナダ人マダム:「これからどうするの?」
わたし:「ノートルダムのほうへ歩いていこうかな。と思ってます」
カナダ人マダム:「なるほど!天気もいいし、散歩いいわよね。わたしは、もう少し、美術館の周りうろうろするわ!」
わたし:「ありがとう~!お元気でね」
と別れました。いつもこのような経験をしたのち「あ。写真を一緒に取ってほしいとか。連絡先の交換すればよかった」と、だいぶ時間がたってから思い出すのです。
ほんとに素敵な人だったのに、惜しいことをした…
次このような素敵な出会いがあったときは必ず、「一緒に写真を撮ってもらうか、行動を起こそう!」と反省しつつ心に誓うのでした。
お腹も満たされて、またひとり素敵なマダムとの出会いもあり。
モネの睡蓮に包まれて、思い出のたくさん詰まったオランジュリー美術館を後にします。
朝の曇りがちな天気はどこへやら。
お天気がとっても良くて、散歩したくなったので、きょうもセーヌ川沿を散歩しまーす!!🙋
merci
marie