旅とフランスが好きなOLのひとりごと。

強くしなやかに美しく。凛と生きていきたい。

今年の夏もあつい

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「今年の夏はいつもと違う」ということを常々感じる。

当たり前のことが出来ていた生活が懐かしく、
また、当たり前のことが出来る生活がいかに大切なことかを、かみしめる毎日。

 

 

 さてさて。
stay homeが当たり前の生活様式になりつつある今、
何か前に進めることはないかな?と思い、
ここ数か月はまっている、≪読書≫≪部屋の掃除≫について、つらつらと。

 

マカンマラン シリーズ

今回は、読書について。
この数か月、気づいたらいろいな本を読破していました。(主に小説)
中でも、シリーズ全4巻を夢中になって読んだ4冊をご紹介。

 

シリーズ第1巻 : マカン・マラン - 二十三時の夜食カフェ

 

 

シリーズ第2巻 :女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび

 

 

シリーズ第3巻:きまぐれな夜食カフェ - マカン・マラン みたび

 

 

シリーズ第4巻:さよならの夜食カフェ-マカン・マラン おしまい

 

マカンマランシリーズは、単行本の表紙絵も温かみのあるイラスト。
ココもお気に入りのポイント。

あらすじ

主人公は、ドラッグクイーンのシャール。
彼は、昼間はダンス衣装のドレス仕立て屋を開き、夜になると不定期でドレスの仕立て屋で働くお針子への夜食カフェを開くようになる。
夜食カフェは口コミで、知る人ぞ知るカフェとなり、人には表立って相談できない悩み事を抱えた人が迷い込んでくるように。

シャールのもとでは自然と悩み事をすらすらと打ち明け本音で話せてしまうし、
何よりシャールさんからのアドバイスはどれもその人の心に寄り添っていて、温かい。

つい自分本位になって考えてしまいがちなのを、
「胸に手を当ててしっかり立ち止まって考えてみなさい」とシャールさんから自分に問いかけられているよう。
1つのストーリーを読み終わるごとに、温かい気持ちになれるシリーズ。

 

(あまり細かく感想を書くと、ネタバレになりそうなので、さらりと簡単に。)

シャールさんがもし、現実にいたら、わたしもこの夜カフェに通っているかもしれない。

「あ~わたしも、この登場人物と同じ思いしたことある~!」とか
「この時、どんな対処をしたらよかったのだろうか?」など、自分の経験してきたことと重なる描写が多くて。

その重なった描写にするシャールさんのアドバイスが、自分ごとのように思えて、心に響いてくる。

「自分って?」「あの時に立ち返れたらどんな反応してるのかな?」と、
自分の経験に当てはめて、立ち止まって考えるきっかけをくれる。

 

さらに。このシリーズの帯には、

「思いっきり泣きたい夜に、いらしてください」

「自分のことを”つまらない”とか言っちゃ駄目」

「素顔を見せたくないなら、隠したっていいのよ」

「どうかわすれないで。あなたも私も、決して一人じゃないのよ」

どいう、フレーズがそれぞれの巻に書かれている。

 

これらのフレーズが、今の不安定な状況の中、
時たま心が弱くなった自分を励ましてくれているから、シャールさんの言葉が染みるのだと思う。

温かい気持ちにさせてくれて、心の穏やかさを与えてくれる素敵なシリーズでに出合えたことに感謝。

あとがき

「生活を整える」とか「ちょっといい暮らし」というのを最近よく耳にするのは、

目まぐるしいスピードで過ぎていく毎日に、身をゆだねてしまうのではなく、

 

≪1日1日を大切に生きていくために、
ちょっと立ち止まって、自分と自分の心に向き合う時間をとるように。
生きていくのに本当に大切なこと忘れてない?≫

 

と、問うてくれているのかもしれません。

 

不安定な毎日が続き、不自由のある生活に慣れてきたとはいえ、
もやもやする気持ちになることが多い気がする。

 

心はやっぱり敏感なのかな。

 

すこしでも心の平安を保つために。

自分の心の変化に気づけるように、穏やかに過ごしていけたら、と思います。

 

そして、この難局を世界中が乗り越えたときに、
「実行したいこと」は変わらず温めておこうと思う。

 

merci 

marie