【おパリ2日目】昼下がりの祈り
オランジュリー美術館から出てくると、心地よい秋晴れ。
午前中のどんよりした天気ではなく、太陽が顔を出しています。
<橋から眺めるおパリ>
予定変更して、きょうもノートルダム大聖堂に行こう!
ホントは昨日、ノートルダム大聖堂の塔に登りたかったのですが、到着時間が遅かったため叶わず。なので、再トライです。
2日連続でノートルダム大聖堂へ行くというのは、大聖堂から見えない何かで引き付けられてる感じがします。
≪バスから車窓を楽しみたい≫
今日は昨日とは違うコースで、バスに乗ってノートルダム大聖堂へ行こうと思い、レオポール・セダール・サンゴール橋を渡るルートで。
レオポール・セダール・サンゴール橋 に出ると、セーヌ川が太陽に照らされてキラキラ光っていました。
遊覧船が通ったり、穏やかな午後です。
橋を渡っているときの風景がとってもきれいで、立ち止まらずにはいられませんでした。
向かいに見えるのはオルセー美術館です。
外観もお美しい。遊覧船とセーヌ川とマッチしています。
今度おパリに来たときは、遊覧船に乗りたい!
セーヌ川から見るおパリの街も趣があるはず!季節は初夏ぐらいがいい気がするし、時間はお昼間もいいけれど、夕暮れもいいかも!
街中に明かりがともって、昼間とは違う大人の顔をしたおパリがみられるかもしれない!!と、次の構想を練って。
≪バスを諦めてRERに乗る≫
バス停は確かにあったのですが、どうやら勘違いしていたようでして。
バスの地図にあった「Notre」をてっきり=大聖堂とわたしは思っていて。
目的地であろうバス停をgooglemapで確かめても、「ノートルダム大聖堂」とは程遠い場所を示していました。
バスで行くのはあきらめて、RERに乗ることにしました。
このRER、乗り場の看板も出ておらず、「なんとなくRERの乗り場っぽい」という怪しい階段があったので恐る恐る降りてみました。
結果は、「正解🙌」でしたが…
ホームも薄暗くって、人もいなくって、奇妙と不安しかありませんでした。
ガッと肩をたたかれて、大柄の男の人に声をかけられたらどうしよう(びくびく)
RER C線を使って「Musee d’Orsey」から「St Michel Notre Dame」までは1駅でしたが、
電車は地下を通っていたのか車窓もなく薄暗く人気のない車両にひとり。という奇妙な雰囲気の車内。
何もなく、無事にノートルダム大聖堂につきましたが、たった1駅がとても長く感じました。
これがRERの初体験でした。旅は己を大きくさせる!そう捉えて。
≪橋のたもとの銅像≫
橋の南詰に銅像がありまして、調べてみるとアメリカ合衆国3代大統領トーマスジェファーソン像でした。
「フランスにアメリカ大統領の銅像?」
と思ったのですが、駐仏米国大使としてフランス革命時に貢献した功績に拠るとのことです。
天に向かって姿勢よく、凛々しいいで立ちだったので、どういう人物とは知らず写真を撮ってしまいました。
「功績をたたえて銅像が建てられた」と知ると心が温かくなりました。
「そー言えば。アメリカの独立100周年を記念して自由の女神像を送ったのは、フランスだったよなあ」と、両国の関係性をもっと知りたくなりました。
<本日もノートルダム大聖堂へ>
「ノートルダム大聖堂」は変わらず威厳たっぷりなたたずまい。
今日こそ塔に登りたかったのですが、事前予約が必要とのことで断念。
大聖堂内を見学しました。
ミサは行われていなかったので、ゆっくり見学。
ローソクの光と祭壇に差し込むステンドグラスの光が神秘的です。
わたしはよく旅先の教会で旅の安全を祈るのですが、今回も「無事に旅ができますように。アーメン。」とお祈りしました。
教会の椅子に座っていると不思議と落ち着くんです。
心を穏やかにするといいますか。自分と向き合えるひと時と言いますか。
せわしない旅の途中で、ほっと一息つける時間でもあります。
この日はお天気が良かったので、ステンドグラスから差し込む日差しが幻想的な雰囲気を作り出していました。
大聖堂で神秘的な雰囲気に触れたあとは、
同じシテ島にあるサント・シャペル(Sainte chapelle)に向かいます。
歩いてすぐの距離です。
穏やかな昼下がりの日差しを浴びて。
merci
marie